救済講義ネゴシエーション

必修単位を取り損ねた僕は、それはもう努力の日々でした。救済講義は、僕と同じような学生に向けた、更に更にレベルを落としたもので、こういってはなんですがアホを体言したような若者たちが多数そろっていました(たかはC含む)。早寝早起きを不得意とする僕が、朝9時からの講義開始を難なく受け入れられたのは、レベルをそぎ落とした基礎の基礎の基礎のような講義と、進級できないこと以上の恐怖が無かったという二つが合わさったためです。

比較的、ノートを取ること自体は好きだったのも幸いして試験前対策も完璧に行えた上、一講義目から参加していると自然と二、三、四講義も出席率が高くなり、単位取得も想像以上にスムーズになったことが4年で卒業するという一大事業に一役買いました。

まぁこの1年目春学期秋学期を終えた頃に、アルバイトを通じて知り合った同大学の1つ上の先輩が、今後のたかはCの人生に大きく影響を与えることになります。ゲームセンターに誘われ、当時身内の間で大流行することになるガンダムの対戦ゲームを夕方から朝方の閉店まで行うことになり、2年目春学期は自主休講のオンパレード。わかっちゃいるけど辞められない、散財したし遊び呆けていたことは否めませんが、今となっては一生の友人がその先輩を含めて数人でき、これはこれで良かったと言えます。社会人になった今も、割と頻繁に遊ぶ間柄です。

最終的には、日程を毎日確認しながらも結局勉強は殆ど手付かずで臨んだ簿記検定3級に落ち、やはり僕の人生に数字絡みの存在は不要なのだと再認識させられたものの、就職先が営業主体の会社であったが為に毎日見積書と格闘することになるのですが、幸いなことに足し算引き算くらいはなんとか、電卓の力をフル活用して乗り越えることが出来たのでした。みなさん、ニガテだと思っていても機械の力を借りれば、大概のことはなんとかなるものです。そろばんでなくて本当に良かった。文明の利器のおかげで、今のたかはCは正社員として働くことが出来ています。



文明の利器へ、感謝+1 !


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