必修科目=天敵=数字=簿記

進学先を決めた理由としては、漠然と「パソコンの勉強がしたいから」でした。当時はこれでも、革新的なセリフだったんですよね。今でこそ、一家に一台あって当たり前のツールになりましたが、僕が高校生のときなどはタッチタイピングが出来るだけで歓声が上がるほど、浸透していないものでした。小学生時分から何故か、パソコンが自宅にあった(とはいえ、裕福だったわけでもなく、何故あったのかいまだに謎)ので、インターネットに触れ、チャットコミュニティで夜更かしを繰り返す日々を送っていた僕にとって、学校で習うインターネットリテラシー絡みの授業は、自分が有能であると勘違いするには充分なものでした。

パソコンで何が出来るかも知らずに、「パソコンの勉強がしたい」とのたまわっていたバカ造、結果的にはプログラミングも習得できず、だらだらと4年を過ごすことになるのですが、それはまた別の話。

さて、大学の必修科目として登場した簿記に触れたのは、記念すべき初の出席授業でのことです。まぁ最初だし、基礎的なところから始めるだろうし、余裕だろうと思って席に着き、90分後には既に絶望を味わっていたわけです。基礎中の基礎の話にすら、ついていけないと感じて、果たして4年で卒業できるのか?あるいは進級が可能なのか?色々なものが脳内をめまぐるしく駆けていたのを覚えています。

IDカードをリーダーにかざして出席を取る大学でしたが、開始と終了時にだけ教室に現れ、在る意味代返に近い行為をする学生も居たため、その簿記の授業では出席表を紙で配るスタイルをとっていました。毎回きちんと出席し、急な講義日程の変更にも対応できるよう、毎日掲示板を食い入るように眺めてもいましたが、中身が理解できないんでは意味もなし。簡単に単位を落とすことに成功します。必修科目を落とすことによって、更なる絶望に苛まれることになります。まぁ、そういう学生の為の救済も大学側は容易してくれていましたが。あれには本当に助けられました。


がんばれバカ造!+1 !

関連キーワード

関連ページ

数字にとてつもなくだらしない学生A
何を隠そう、私たかはCは数字に弱いことで家族には有名な男です。。小学校の算数に始まり、中学から始まった数学、高校に進んでさらに奥深くなる数学に対して、常に逃げの姿勢で挑んできました。テスト勉強はおろか、宿題や課題などの持ち帰り事案もあらゆる手を使って実力発揮を拒んできたという実績があります。母親が自称、数学得意という発言と、「あんたはやらないだけでやればできる」という甘言に惑わされ、教わってみたと
必修科目=天敵=数字=簿記
進学先を決めた理由としては、漠然と「パソコンの勉強がしたいから」でした。当時はこれでも、革新的なセリフだったんですよね。今でこそ、一家に一台あって当たり前のツールになりましたが、僕が高校生のときなどはタッチタイピングが出来るだけで歓声が上がるほど、浸透していないものでした。小学生時分から何故か、パソコンが自宅にあった(とはいえ、裕福だったわけでもなく、何故あったのかいまだに謎)ので、インターネット
救済講義ネゴシエーション
必修単位を取り損ねた僕は、それはもう努力の日々でした。救済講義は、僕と同じような学生に向けた、更に更にレベルを落としたもので、こういってはなんですがアホを体言したような若者たちが多数そろっていました(たかはC含む)。早寝早起きを不得意とする僕が、朝9時からの講義開始を難なく受け入れられたのは、レベルをそぎ落とした基礎の基礎の基礎のような講義と、進級できないこと以上の恐怖が無かったという二つが合わさ